HIROWATARI KO
サイズ:512×614mm
技法:pigment print with flame
■ 概要
写真を基盤とした表現から出発し、造形と意味の拮抗をテーマに制作を続ける作家・廣渡好の個展。
TAGSTÅ gallery(2024年3月)で開催された展示を発展させ、クロスライフの空間に響く作品群を展示します。
宿泊者や地域の方々に、空間とアートの新しい関わりを体験いただきます。
■ Exhibition Note|TAGSTÅの視点
廣渡好の作品は、写真という表現において「造形」と「意味」の関係を問い直す試みです。
写真は通常、被写体が何であるかという「意味」が強く作用し、単なる記録として扱われがちです。
しかし本展では、意味を切り離すのではなく、その存在を受け入れながら、あえて造形を前面に置くことで、新たな表現の関係を築いています。
作品は、感性と知性が交差する瞬間を生み出し、見る人に「写真とは何か」という根源的な問いを投げかけます。クロスライフの空間においても、日常にアートの気づきをもたらすきっかけとなるでしょう。
■ Artist Statement|作家のことば
廣渡好の制作テーマは、写真が表す造形を、被写体を示すことで立ち現れる意味に対置し、造形と意味の関係を再構築することにある。
写真は発明以来、専ら記録の手段として扱われ、被写体が何であるかという「意味」が写真表現のすべてを規定してきた。その強固な意味性は、純粋な造形を志向した写真制作を困難にしている。
本展における第1アプローチ作品は、意味を排除するのではなく、造形表現を意味の前に置くことによって成立している。
そこには感性と知性の交感があり、造形と意味が拮抗する新たな関係の構築を目指している。
■ Profile
HIROWATARI KO | 廣渡好
写真家。福岡在住。
写真家 故・宗正弘氏に師事。福津市にアトリエを構え、2020年から本格的に制作を開始。
TAGSTÅ gallery(2024年3月)での個展をはじめ、地域に根ざした活動を展開している。